こんにちは。すずともです。
今回は、福井高専ロボット部OBということで、高専ロボコン2023 東海北陸地区大会 を観戦してきたので、結果と簡単な考察をしていこうと思います!
去年も行って2つ記事書いているので、よかったら見てくださいな。
今年の競技は「もぎもぎ!フルーツGOラウンド」です。
なにをする競技かというと、ロボットでフルーツ狩りをしよう!というものですね。
フィールドは下のような感じです。点対称なフィールドで、角材やロープなどの障害物があります。
各フルーツスポットにはキウイ、みかん、もも、ブルーベリー、ブドウ、ミックスフルーツというフルーツが上から掛けられており、そのフルーツを取ると1点入ります。
そして、取ったフルーツをスタートゾーンまで持ち帰ってかごに入れると、点数が化けます。
という感じです。
ただし、フルーツスポットA~Dにはキウイとみかんとももしかありません。
センターフルーツスポットに行かなければブルーベリー・ぶどう・ミックスフルーツは取れないんですね。
細かいルールは省きますが、2分30秒で多くの点を取った方が勝ち!というシンプルなルールです。
結果はこのようになりました。
例年通り手書きでミスとかもあるので見にくいかもしれませんがご了承ください😥
本地区では、フルーツスポットA~Dでとれる「みかん」「もも」を取っているチームはいませんでした。実は、みかんとももはキウイより高い位置にかけられているため、通常のロボットでは採ることができません。フィールド外側を一周してスタートゾーンに戻ってくれば「お助けアイテム」を付けることができ、それによりみかんやももなどキウイ以外のフルーツを取ることができます。が、お助けアイテムを付けた2週目はセンターゾーンに行くことも許可されるため、より点の高いセンターゾーンにみんな行ってしまうんですね。ということでみかんやももを採る必要がないということになってしまっていました。
今回のフィールドは、障害物があります。特に難しいのが「ロープ」。バーとは違って柔らかい上にポールにつながれているだけなので強く引っ張るとポールが動いてしまいます。ポールが動いたらOUTなので、うまくロープを越えられるかが勝負のカギです。
ロープを越える方法としては、「下をくぐる」「上を越える」ということが一般的に考えられそうで、それをやっているチームのありました。そしてなんと驚き、ロボットの「中をひもが通る」というロボットもあってびっくりしました!とりあえず想像できる突破方法はあらかたあった感じですかね。
去年とは違い、全体的に点の入る大会でした。
最高点は、言わずもがな?鈴鹿Aで350点。あれは久しぶりにガチ興奮したロボット&試合でしたね。
炙り出すようで悪いですが、大会通して0点で終わったチームは
の4チームでした。去年は14チームだったので大きな進歩ですね。
今回の決勝トーナメントは面白いというか面白くないというか。
準々決勝は鳥羽商船高専同士、準決勝第1試合は豊田高専同士の対決でした。
同じ学校同士なので戦略から何から知ってる仲。本番環境で戦えるのは幸せではありますが、いろんな相手と戦ってみたくもあり、そういう意味で面白いというか面白くないというか。
決勝戦(鈴鹿A vs 豊田A)は鈴鹿Aの最高点更新を見たかったところですが、鈴鹿Aは高得点の「ミックスフルーツ」を取りはしたものの、2つとも下に落としてしまい、点数にはなりませんでした。決勝は鈴鹿A 270点で、もしミックスフルーツを採れていたならば+140点の410点でしたー…
ちなみに、決勝で鳥羽商船Aだけフルーツをかごに戻していない(10点以上取れなかった)んですね。
今回、特別賞も合わせ賞の被りはありませんでした。つまり13/20チームは何らかの賞に受賞したということですね。おめでとうございます🎉
これも炙り出すようで悪いですが、逆に賞を取れなかったチームは
の7チームです。我が福井と沼津は両チーム取れてないのは悔しいですねー。
そして富山系(富山本郷A,B、富山射水A,B)は全チーム取っているのはすごいですね。
決勝行っているチームは、当たり前ですが受賞しています。
賞の被りがないのは、それだけどのチームもいいロボットだったということかもしれませんが、なんとなく忖度の雰囲気を感じてしまいます。まぁいいですが。
僕だったら忖度言わせないロボットを作って複数賞をもぎ取るまでなので。(理想論)
高専ロボコンの面白いところは、準優勝つまり2位になっても推薦されなければ全国にいけないということです。
今回、全国出場チームは
の4チームに決まりました。
なんと富山本郷Bは決勝進出していないのに全国決まっています。すごいですね。点数的にも大会合計1点で全体13位と決していい点数ではなかったですが、面白いロボットだったんでしょう!(記憶があいまいでどんなロボットか覚えていない🙇)
いつもはこんな盛り上がることはないですが、今年のエキシビジョンマッチは盛り上がりました。いろいろありすぎ笑
まずは赤ゾーン、中村ロボ。
小学校低学年かな?ちょっとおぼつかない感じで競技スタート。なんとか1周してお父さんからお助けアイテム(なんか長い棒。)をもってセンターゾーンへ。
意外と人間でもS字フックを棒でとるのは大変だなぁということを教えてくれました。
観客も「がんばれ!がんばれ!」というように掛け声をかけて、会場全体がほっこり。
試合後のインタビューで、「将来ロボット作ってみたい?」という問いには「サッカー選手(だったかな?ロボットではなかったという記憶)」と答えてちょっと笑い。
お父さんにインタビューが向けられると、驚きの言葉。
「今日誕生日なんで…」
!!???。めちゃくちゃおめでたい!中村ロボ、誕生日おめでとう!
という感じでめちゃくちゃほっこりしたエキシビジョンマッチ第1試合。
こりゃいい日だと思っていました。
そして青ゾーン、ニイナロボ。これは難なく終わるだろう。小5?だしぱぱーっと採って終わるのかなと思っていたら…
ニイナロボ、実は優勝候補(この時は決勝前なので)の鈴鹿A、チームリーダーの新名琥一郎君の弟という。なんというイベント。
そして競技が始まり、ロープを通るところ。なんと。なんと!!アクロバティックに前方倒立回転?でロープを越える。ハイスペックチームリーダー家族。体操もできるとは!
そして1周しお助けアイテムを使って全部取る気なのかな?と思ったら…
ロボット交代!お父さんロボに交代です!!!!!
???。そんなのありかと思ってみていると、お父さんロボは酔ったような千鳥足でフィールドへ。角材の障害物では…転んだー!!転んだのでリトライ…?。!?弟君がお父さんロボをスタートゾーンまで持っていき、再スタート。また角材の所で転んだところで試合終了。
いやいや。この家族やってるな。
なんでもいいけど今回のエキシビジョンマッチ。最高です。
大会から2週間ほど経ってしまいましたが、やっとブログ書けました。
毎回、ロボコン観るたびに思います。
ロボコンやりてぇ
高専ロボコンのルールで社会人ロボコンしたいんですけど、賛同してくれる人いませんかねぇ...
ということで、ロボコン観てきたよっていう記事でした。おわり。